2020年4月1日よりバスケットボールのユニフォーム規則が新たに変更され、ソックスに関する規則も登場しました。要点を抑え、しっかりと解説していきます。
2020年4月に変更されたバスケのユニフォーム規則。
その中でもソックスの部分においては特に厳しく様々な制限がありましたが、2020年10月1日の発表では緩和されました。
これにより公式戦で着用可能なソックスの幅が広がります。
ソックス規則を含むバスケのユニフォーム規定とは?
どこまでがユニフォーム?
「ユニフォーム」とは、試合中にチームメンバ ーが着用する「シャツ」、「パンツ」および「ソックス」のことをいう。
公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)
本記事はソックスにフォーカスし、シャツ&パンツに関する規則は別の記事で詳しく解説しています。


現在のソックスの規則は?
ソックスを含むユニフォーム規則の発表から半年後、ソックスの部分に関して一部の緩和がありました。
では、現在はどのようなソックスなら着用可能なのでしょうか?
詳しく解説していきます。
ソックスの長さ
ソックスは、特に長さの指定はしないが、シューズから見える状態でなければならない。
JBA
ソックスがシューズから見えなければいけないということだけです。
ソックスの色
ソックスの色は、シャツおよびパンツと異なる色であっても良いが、全てのチームメンバーのソックスの主となる色が同じ色でなければならない。
JBA
チームで着用するソックスの色を揃えるということですが、Bリーグも含め多くの場合は白か黒を選択しています。
オレンジやイエローといったソックスは各選手で調達することが難しいため、チームオーダーで揃えることがありますが、コストなど考慮して白か黒というケースがほとんどです。
ソックスのデザイン
ソックスの色の統一という部分に加え、デザイン部分でも注意が必要です。
ここではBASKETCOUNTの『SIMPLE LOGO SOCKS』と『BOX LOGO CREW SOCKS』を例に挙げて説明を行います。




ソックスのデザインに関する要点は大きく分けて3点です。
- デザインの大きさは半足に対して50 cm²以内
- シューズから見えるソックスの模様や柄などの面積も50cm²に含める。
『SIMPLE LOGO SOCKS』はつま先部分とかかと部分が色を変える仕様になっており【シューズから見えない部分】と判断されるため、ロゴ部分での合否判断となります。
右にロゴが配置されていますが、片側のロゴサイズは11.5cmx1cmなので、両側の合計で23cm²という計算となり公式戦での着用が認められます。


『BOX LOGO CREW SOCKS』は片側の外側にのみ刺繍でデザインが入っているため『SIMPLE LOGO SOCKS』よりも考え方がシンプルで済みます。
片側のロゴサイズは5cmx約1.3cmなので合計で6.5cm²という計算となり、もちろん公式戦での着用が認められます。


どんなソックスを選ぶべき?
上記で解説したように『無地の本体に対しデザインが1,2箇所というソックス』であればまず問題はないと言えます。
ジャガード織で全体にデザインが入っていたり、ラインのようなデザイン、大きなロゴデザインがある場合は注意が必要となります。